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Welcome to my blog. This blog about my husband, Euan Craig, who is an Australian potter in Japan; about his works, making process, our life style and our family.

Euan Craig    A Potter's Life

このブログへようこそ。

陶芸家の妻、そして母である三日月こと私が綴るブログです。
オージー親父こと陶芸家の夫、ユアン クレイグの作品、制作過程、展示会や
家族との生活や色々な思いなどを書いています。

いわゆる贅沢はできませんが、
日本とオーストラリア両方の文化を取り入れたハイブリッド(?!)の生活をしています。

笑いあり、涙あり、歌あり、ジョークあり、賑やかに、
夫婦と子供たちと猫2匹で暮らしています。



21年間、益子焼きで活動してきたユアン。

東日本大震災で、震度6強の地震に被災し、
ずっと暮らしてきた栃木県を離れ、
私の実家のある、群馬県みなかみ町で再スタートし、
もうじき12年になります。

子供達の成長も含め、色々なことがありました。

まだまだ力が及ばないことも多々あり、
もがきながらも、私たちなりに頑張っています。

多くの方々、友人たちに助けていただき、
今までに色々なご縁に恵まれました。

ありがとうございます。

これからも私たちなりに頑張っていきますので、どうぞ見守っていてください。







2008/12/22

今年最後の大仕事

やったぁ~!!

ユアンがここ最近寝る間を惜しんで制作していた、
G’Dropさんのご注文の作品を
窯から出し、今夜東京へ届けに行きました。


結局、2回の窯焚きとなりました。

それもかなり強硬なスケジュールで・・・・。

1回目は、窯詰めし、そのまま窯焚きをし、
明け方に焼き上がりました。
普段は窯詰めの翌朝に窯に火を入れるんです。

2回目は窯を開け、作品を取り出し、
棚板を削り、アルミナを塗り、
窯詰めをし、そのまま窯焚きをしました。

そして翌日、つまり昨日のお昼前に窯焚きを終え、
今日の午後、温度を見ながら148度まで待って
窯を開け、作品を取り出しました。

2回とも皿がほとんどの窯焚きで、
ぎっしりと作品を入れた状態でしたが、
なかなかいい焼き上がりで、ユアンも喜んでいました。

「渋い・・・」とつぶやきながら、作品を取り出している姿を見ました。(笑)

日本橋のG’dropさんで1月から3月までの間、
ユアンの器でおいしい料理を楽しんでいただけます。

私も行きたいです♪

そして、もう今日ですが、12月22日から1月5日まで
オーストラリアへ家族みんなで行ってきます。

4年半ぶりの帰省になります。

陸続きなら車で自力で行けますが(笑)、
さすがに大きな海を隔てて約6000kmは無理ですね。
それに家族6人となると、なかなか懐事情も難しいです・・・・。

めいいっぱい楽しんでくるつもりで~す♪

ユアンにはいい休養になるといいのですが・・・。



そうそう、ユアンの作品を扱って下さっている
岩手県の「くらふと一期舎」さんが企画し、クラフト展を行うそうです。
もし都合のつく方はぜひお立ち寄りください。


タイトル くらふと一期舎企画
      「益子焼特選逸品市(一期舎オリジナルクラフト展併催)」

場所 盛岡駅ビル「Fesan(フェザン)」
   南館BF催事場
   フェザンサイトはこちら↓
   http://www.fesan-jp.com/fesan/

期間 2008年12月26日(金)~2009年1月12日(月)
時間 毎日午前10時~午後8時(期間中無休)

とても味のある岩手魂のご主人がやっています。
もちろん、ユアンの作品もあります。

一期舎さんのブログにユアンのことを書いていただき、
うれしいお言葉まであり、
そんな風にユアンを見てくださっていたことに、
驚き、そして、ちょっとうれしくて感動しました。  
  
  
やっと今年最後の大仕事を終え、
まだ、荷造りが終わってないですが(大丈夫だろうか…)
今日からオーストラリアへ行ってきま~す♪

みなさんも、よいクリスマスと新年をお迎えください。

来年もまたよろしくお願いします。


あ!年賀状・・・・。(冷汗)
  

2008/12/16

長~い道のり・・・


この乾燥中の作品を見てくださいよ。
 
長~~~~~いでしょう?!

ここまでの「道のり」のようです(笑)


日本橋の「G'drop」さんからのご注文の作品、
ユアンは、がんばって制作しています。
 
時間という壁が、かなり大きいですが…。  
この乾燥は、急激にしてしまうと、
部分的にストレスがかかり、
ヒビが入ってしまいます。

乾燥が足りないと、
窯焚きの時に、
粘土の中の水分が
熱で膨張して、
作品が爆発してしまいます。





現在ユアンは、
これらの作品をロウ付けし、
釉薬掛けをしています。
その後窯詰め、そして窯焚きです。

 
作品が出来上がるまでに、
乾燥や、釉薬掛け、窯焚きなど色々な過程で、
作品がダメになってしまうことがあります。

 
そのために、多めに作品を作り、焼いていますが、
窯焚きのたびに、作品の出来上がりも違います。
だからこそ、出来上がった時の喜びは大きいです。  
それでも常に、次はもっと・・・という思いで
一歩一歩、前へ進んでいるユアンです。
 
その道は平坦ではないです。

時には行き詰まり、
時には疲れ果て、
時にはいっぱいいっぱいで破裂しそうになったり、
時にはあきらめそうになったりします。 

 
でも、
時には歌い、
時には口笛を吹き、
時には瞑想のように無心になり、
時には色々な考えが頭を回り、
時には思い出し笑いで噴き出したり、
そして出来上がった作品に喜びを感じ、
また先へ向かいます。



最近、工房の白板に
ユアンが文章を書きました。

そして、ユアンは一生懸命に
制作しています。

これは私が悩んだり、
心配している時に、
冷静に見られるようにと、
よく言ってくれた言葉です。

今度は自分に言ってるんだね…。

  


「God grant me the serenity to accept
the things I can not change
the courage to change the things I can
and the wisdom to know the difference. 」


「神よ、どうか私に与えたまえ。
変えられないことを受け入れる落着きを、
変えられることを変える勇気を、
そして、それを見分けられる知恵を。」

2008/12/14

休む間もなく・・・

ギャラリー・セントアイヴスでの
個展は無事に終わりました。
色々な方が
足を運んで下さいました。



ありがとうございました。




今回は会期中に3軒隣の
スペース・5・ワットカフェ」さんにて
ユアンの器でおいしい料理を楽しめました。


お食事会のように予約制で
限られた人だけでなく、
普通にお食事された方が
ユアンの器を使うことができました。


シェフさんも普段のメニューの料理であっても、
添える野菜や盛り付け方などを工夫して、
器を生かしてくださったので、
ユアンもとても喜んでいました。

「ほほ~~~~」と。(笑)
ありがとうございました。




個展も終わり、ホッと一息・・・
と言う訳にはいきません。


今月22日から1月5日まで
約5年ぶりにオーストラリアへ
家族で帰省します。


その前に、日本橋にある、
ダイニング&ワインバー
G'drop」さんから
大きなご注文をいただきました。


この1月から冬の器として
お店で使うものに、
ユアンの器を選んでくださったんです♪


冬の間、ここでおいしい料理を
ユアンの器で楽しんでいただけます。
もしよろしければ、お立ち寄りください。

だから、
オーストラリアへ出発する前に
作品を仕上げ、
納品しないとなんです。

ユアンは週末も休まず、
朝から晩まで制作してます。

手間や時間の掛る作品もあり、
窯焚きで思った通りに
焼きあがるわけではないので
注文の作品数よりも多めに
制作しなくてはならないのです。





また、お皿の作品がほとんどで
一つの作品で棚板の面積を
大きく使うので
2度、窯焚きを
しないといけないと思います。


制作量は膨大ですが、
とてもやり甲斐があるので、
プレッシャーとストレス、
そして時間と戦いながらも、
それらを吹き飛ばすように、
口笛を吹きながら制作しています。

このキリがついたら、オーストラリアで
しばしの休養がとれるはずだからね。

がんばれ、ユアン! 



合い間に、
子供の行事もこなしながら、
がんばってます。


保育所の発表会に
なんとサンタクロースが
来てくれたんですよ♪
 
子どもたちも大喜びでした。  


サンタクロースは
ダディに似てたんだそうです・・・。

2008/12/06

ほほ~~~♪


 

この週末までが 、
ギャラリー・セントアイヴスでの
個展となりました。


今朝早く、
ユアンは軽トラで東京に向かい、
日曜の夜に個展が終ってから、
作品を片付けて戻ります。

  

この個展の会期中に、
3軒隣の
「スペース・5・ワットカフェ」で
ユアンの器を使って、料理を楽しめるのですが、
カメラを持って行かなかったので写真を撮れなかったそうです。

写真はセントアイヴスさんのブログをご覧ください。
http://www.gallery-st-ives.co.jp/Top.htm

  

個展が始まって早速、ユアンは料理を頂いたそうです。
とっても、おいしかったそうです。

  

カウンターに座って、料理が出される度に、
一口食べては、
「お~~! さすが器がいいですね!」
と言って、シェフさんも一緒に笑ってたそうです。

  
これを嫌みなく、ジョークとして言えるのは
さすがユアンですね。(笑)

  

そして、「牛ホホ肉の赤ワイン煮」が出されると、
「ホホ~~~~~!」と・・・・。(笑)

  

おやじギャグは、別腹ならぬ、別脳なのでしょうね(笑)

  

写真がないので、上に、
新作の器にユアン作のパスタを載せてみました。

  

個展のオープニングパーティーで、
Yさんから私にと、ワインを頂きました。
葡萄の味わいがとてもする、美味しいワインです。

ありがとうございます。

  

実はこのワインをこのパスタに隠し味として
少しだけですが入れたので、
深みが出て一層おいしくなりました。

  
料理が趣味とはいえ、腕を上げたユアンです。

  
おいしくて、ペロリと食べてしまいました♪

2008/12/02

Ceramics Monthlyの表紙に!


アメリカの陶芸雑誌、
Ceramics Monthly 」の12月号に
ユアンの書いた記事が載りました♪
  
そして、それだけでなく、


その雑誌の表紙に ・・・
 

ユアンが使われたんです!!
正確にはユアンの器がですが(笑)
  
 
この陶芸誌は3本の指に入る程の
世界的に有名なものです。
  
  
 
ユアンはもちろん、
家族みんなで大喜びです♪
  
どれだけ家族で大騒ぎだったかは、
たぶんみなさんにも
想像がつくでしょうね(笑)
  
  

そして、おととい雑誌が手元に届き、
もちろん、
また大騒ぎで喜びしました(笑)
  
  
傍で見ている私も、
ユアンが少しずつ、このように評価されていくのは、
自分のことの様にとってもうれしいです。
  
  
よかったね、ユアン。
おめでとう♪