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Welcome to my blog. This blog about my husband, Euan Craig, who is an Australian potter in Japan; about his works, making process, our life style and our family.

Euan Craig    A Potter's Life

このブログへようこそ。

陶芸家の妻、そして母である三日月こと私が綴るブログです。
オージー親父こと陶芸家の夫、ユアン クレイグの作品、制作過程、展示会や
家族との生活や色々な思いなどを書いています。

いわゆる贅沢はできませんが、
日本とオーストラリア両方の文化を取り入れたハイブリッド(?!)の生活をしています。

笑いあり、涙あり、歌あり、ジョークあり、賑やかに、
夫婦と子供たちと猫2匹で暮らしています。



21年間、益子焼きで活動してきたユアン。

東日本大震災で、震度6強の地震に被災し、
ずっと暮らしてきた栃木県を離れ、
私の実家のある、群馬県みなかみ町で再スタートし、
もうじき12年になります。

子供達の成長も含め、色々なことがありました。

まだまだ力が及ばないことも多々あり、
もがきながらも、私たちなりに頑張っています。

多くの方々、友人たちに助けていただき、
今までに色々なご縁に恵まれました。

ありがとうございます。

これからも私たちなりに頑張っていきますので、どうぞ見守っていてください。







2013/03/11

2年・・・・


14時26分、黙祷。

亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

どうか全ての方々に、平和と安全と安心、そして幸せを。




あれから2年・・・。

2年という月日がたっても、
地震、原発、津波、避難した事、色々な事。
風化させてはいけない。
気持を閉ざしていてはいけない。

心から吐き出すことで、
かたくなな辛い思いが、素直な思いに変わり、
少し気持ちが楽になると思う。

悲しい事、辛い事などの思いを
この日に家族と語る機会として欲しい。





以前から私たちを知る人は
家族優先で生きていること ご存じだと思いますが、

地震により、
ユアンの陶芸のキャリアよりも、
家族を優先して、
みなかみ町に引っ越した、私たちです。

何を優先するかは揺るぎません。
それが私たちの流儀です。


地震の直後、
私はノートを子供たちに与えました。
10年後の自分に、地震のこと、
色んな思い、感じたことを書いて残してあげて、と。

そうする事で、子供たちの恐怖やストレスを
吐き出させてあげたかった。

その時、末息子はまだ字が書けませんでした。
だから絵を描くように話しました。

最初は、壊れた家、割れたガラス、
地割れ、燃える家を描きました。
しばらくして、豆しばの絵を描くようになり、
少し落ち着いたように思えました。

でもその夏頃に、こども園で描く絵が
黒や茶色の絵ばかりとなりました。
以前は、色とりどりの絵を描いていたのに・・・。

その頃は、日常生活が流れていくのに、
自分だけ立ち止まっているような、
それでいて流されているような気がして、
また、多くのことが起こり、でも前にも進めず、
家族それぞれが大変な時でした。

私に子供たちをフォローしてあげる余裕がなかった・・・。

でもその後、色々なことがあり、
友人たちの手助けもあり、先が見え始め、
また先生の言葉かけのおかげもあり、
秋頃に、末息子はまた色を使って絵を描けるようになりました。

そして、小学校に入学し、
字を習い、文章が書けるようになりました。

この詩は、昨年の11月に書いたものです。

これを読んで涙があふれました。

家族であの時のことを話すきっかけとなり、
それぞれがあの時からの思いを話しました。
つらかったと素直に話すことができ、よかったと思います。

家族への思いを再確認する事が出来ました。





じしん

じしんは なにもかもくずしてしまう
じしんで いえは くずされる
かわらはこわれ、かべにはひびがはいる
まどはこわれて、いえはごちゃごちゃになってしまう
じしんは つなみをよぶ

ぼくは まけない



いえ

いえでは かぞくがまっている
たのしくあそんでくれる
ほんをよんでくれる